モフル ローズ |
「モフル」の見本帳の紹介文にはこうあります。
「まるでかわいい動物の毛並みのように優しく、温かみのある風合いと手触り。」
「モフル」の紹介です。
こんにちは。
紙好き、Kazuhiro Tです。
「モフル」は柔らかいイメージを持つファンシーペーパー。
そう、ヒツジとか毛のフサフサした動物を連想させます。
「モフル」の特徴
一番の特徴はその手触り
それほどきつくエンボスが施されているワケではありません。
この触感は素材に由来するものだと思いますが、面白いですね~。
見た目や、紙の表面の感触に柔らかさを感じられますので、相手に手渡しするするようなモノに使うのが一番良さそうです。
ただ、決して、紙自体が柔らかいのではありません。
紙質としては、むしろパリッとしています。張りがあるっていうのかな?
この張り感を活かすのも面白いかも。
色展開も11色と豊富。
お菓子を連想させる、というか、まんまお菓子なネーミングの色展開。
紙のイメージにあわせたのでしょうか、あまり濃い色もありません。
ファンシーペーパーらしい色のラインナップです。
「モフル」カラーラインナップ |
「モフル」の名の由来
動物の「モフモフ」した毛並みを想像させる触感。
エンボスをつけるのに使う「毛布」。
が、その名の由来だそう。
開発者さんの思いが良く伝わってきます。
柔らかさ、優しさ、温かみ、こんな言葉がピッタリです。
実際に紙を手にしたら、「あ、そうなんだ~。確かに」って思えますよ。
用途と注意点
用途
「モフル」を使う時は、触感と表面のテクスチャーを活かしたいですね。
なので、実はステーショナリー、紙雑貨にどうかなぁ、と思ってるんですよ。
かわいらしいイラストと、この紙の柔らかい、優しい感じが良く似合うと思います。
ちょっと、レトロな雰囲気を出せて良いのではないでしょうか?
関連記事:高級和紙の質感を持つファンシーペーパー「新だん紙‐きらら」
「モフル」印刷サンプル |
60kgとか90kgとかの厚さなら適度な透け感があって、ボンド紙みたいな使い方がいいだろうと。
封筒にしても上品なイイ感じになると思います。
そう、何か書いて相手に手渡すような使い方が、「モフル」が一番活きそうな場面です。
厚めの(110kg ミルク・バニラ)ものなら活版印刷で多少、圧をかけて刷ってへこませてもいいかもしれません。
イラストを樹脂版で作って、文字は活字を組んで・・・
おしゃれなショップカードの出来上がりです。
箱、パッケージも良さそう(小さい箱とか)ですが、厚めのラインナップがないので合紙が必要になります。
その場合、合紙した紙の色が透けるので、どうかな?やや、疑問が残ります。
注意点
印刷はオフセット印刷への適性は問題ありません。
発色も悪くありませんし、ベタもしっかり乗っています。
多少ムラっぽく見えるのは「モフル」の風合いというものでしょう。
「モフル」オフセット印刷 |
表裏印刷はやめたほうが良いです。
透けますね。裏側が。
基本的に片面印刷で使用するものとお考え下さいませ。
あと、オンデマンド印刷はその時によって少し色抜けが起きるかもしれません。
表面のエンボスがさほど深くないので大丈夫そうですが。
むしろ、活版印刷で多色刷りするとか、リソグラフ、軽オフ(最近、見かけなくなりました。まだありますかね?)なんかで、わざとカスレさせるような印刷をすると雰囲気のある、イイ味を出してくれそうですね。
モフル ラインナップ
*FSC森林認証紙
モフル(王子エフテックス)
4/6判 横目 60kg 11色
ミルク・バニラ・シトロン・ローズ・ペシェ・プルーン・ソルベ・ピスタチオ・セサミ・ショコラ・キャラメル
4/6判 横目 90kg 11色
ミルク・バニラ・シトロン・ローズ・ペシェ・プルーン・ソルベ・ピスタチオ・セサミ・ショコラ・キャラメル
4/6判 横目 110kg 2色
ミルク・バニラ
*森を守るマーク 森林認証制度FSC®について
FSC®(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体です。自然資源の持続可能な利用に取り組むWWFは、FSCの設立当初よりその普及に力を入れています。環境保全の点から見て適切で、社会的な利益に適い、経済も継続可能な、責任ある管理をされた森林や、林産物の責任ある調達に対して与えられるFSC。消費者は、このFSCのマークが入った製品を買うことで世界の森林保全を応援できる仕組みです。
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